2011年11月2日水曜日

歳出カット やる気追及 渡辺代表代表質問 (下野新聞 11月2日)


 みんなの党の渡辺喜美代表は1日、衆院本会議で代表質問を行い、国会議員の歳費カットや民主党が掲げた国家公務員の人件費2割削減、第3次補正予算案と復興財源などについて野田佳彦首相の考えをただした。
 渡辺氏は「東日本大震災特例の国会議員給与カットは期限切れで終わり。今国会中に国会議員歳費をカットする気があるのか、ないのか、どっちなのか」と迫った。首相は「国会議員歳費は国会で各党各会派の議論で決定されるべき問題」などと答えた。
 第3次補正予算案の提出時期ついては「首相は増税プランが固まらなければ本格予算を組めないという路線に乗り、復興を遅らせた。責任をどう考える か」と追及。建設凍結が決まった国家公務員宿舎朝霞住宅(埼玉県朝霞市)については「『真に必要』と言っていたが、再び凍結した。また解除するのか。この 場で中止と明言したらどうか」と迫った。
 首相は「中止を含めて、(財務省の国家公務員宿舎の削減のあり方)検討会に判断を委ねたい」と答えた。
 渡辺氏は本会議後、記者団に「言葉遣いは丁寧だが中身はない。肝心要の所は逃げて答弁する。そういう所だけは上手だ」と批判した。

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