2012年2月4日土曜日

小山市新年度予算、2%増の557億円 (下野新聞 2月4日)


 【小山】市は3日、市議会議員説明会で2012年度予算案を示した。一般会計の総額は557億7千万円。 消防庁舎建設などの大型社会資本整備事業が予算規模を押し上げ、本年度当初予算から2・0%増となった。財源は市税収入や国県支出金が落ち込む中、市債約 60億円で対応。一般会計の市債残高は、本年度から16億円増の500億円となる見通しだ。
 主な社会資本整備事業は、いずれも13年春から秋までに完成する消防庁舎建設(約14億6300万円)、城南地区中心施設(約7億1千万円)、城 山町3丁目の再開発マンション建設(約6億円)。17年度にも建て替えを見据える市庁舎建設基金の積立金も約2億円計上した。その結果、投資的経費は 26・1%膨らんだ。
 震災を踏まえた防災体制の強化や放射性物質調査も推進し、子ども対象の甲状腺検査を実施するための積み立て(約2400万円)を予算化。人件費や扶助費などの義務的経費は、子ども手当事業分の約10億円減などで5・2%減少した。
 歳入をみると、根幹となる市税収入は0・7%減。個人税と法人税は微増するが、固定資産税の評価替えや土地価格の下落で全体としては落ち込むと見込んだ。3年連続で地方交付税の交付団体となる見通しで、同税収入は18億円を想定した。

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