2012年2月8日水曜日

県一般会計当初予算、7826億円に 2年ぶり前年上回る (下野新聞 2月7日)


 2012年度県一般会計当初予算の規模は7826億円程度で、2年ぶりに前年を上回ることが6日、分かっ た。県議会各会派の予算要望に対する回答で福田富一知事が明らかにした。一方、県の借金に当たる12年度末の県債残高は4年連続で前年度を上回って過去最 高額となり、1兆1000億円を初めて超える見通しだ。
 一般会計の予算規模は前年度比で約172億円増える。県は「震災復旧・復興に積極的に対応したため」としている。震災や円高などの影響が懸念される県税収入は、前年度比5億円程度の減収にとどまり、2025億円を確保できる見通し。
 だが、11年度予算で2030億円を見込んだ県税収入は2000億円を確保できない見通しで、2月補正予算で35億円を減額補正する方針だ。
 12年度の県債発行額は1037億円。前年度より7億円減額となった。このうち670億円は地方が国に代わって発行する臨時財政対策債。12年度は前年度比で20億円減るが、引き続き多額の借金に頼らざるを得ない厳しい財政状況となっている。
 県の預貯金に当たる財政調整的基金は11年度末で297億円と、前年度の約1・36倍に増える。12年度当初ではこのうち87億円を取り崩して震災復旧・復興関係予算などに充てる予定。

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