県経営管理部は9日、2011年度9月補正予算案について一般会計を66億9924万円とすると発表した。このうち東日本大震災に対応した予算は約54億7千万円で、81%を占めた。11年度になってからの震災対応予算は、累計約324億2500万円に達した。
震災対応を除いた通常分の予算額は約12億3千万円。10年度の同時期は国の経済対策に呼応して、2度にわたり約94億円の9月補正予算を編成した。同部はこれを例に挙げ「震災対応を除けば例年と比べてかなりの緊縮予算」としている。
震災対応分では、被災者生活再建支援基金への拠出金として本県に割り当てられた約13億8千万円のほか、福島県などからの避難者への民間住宅借り上げ経費を災害救助費として約8億円計上。道路整備や河川改修などの県単公共事業費には22億1千万円を計上した。
これらの財源には、歳入の32%に相当する地方交付税と国庫支出金、28%に相当する県の借金(県債)などが充てられた。
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