2011年10月26日水曜日

県職員給与0・3%引き下げ 県人事委勧告 4億6千万円の歳出削減に (下野新聞 10月25日)


 県人事委員会(平間幸男委員長)は24日、2011年度の県職員の平均月給を0・3%(1167円)引き 下げ、ボーナス(期末・勤勉手当)支給月数を3・95カ月に据え置くよう福田富一知事と県議会に勧告した。勧告が実施されれば、行政職(平均44・1歳) の平均年収は、財政再建の一環で実施済みの給与カット分と合わせて602万1584円に引き下げられる。
 同委員会は6月下旬~8月上旬、従業員数50人以上の県内169事業所を無作為に抽出。協力を得られた144事業所の給与を調査し、県職員の給与と比較検討した。
 その結果、「とちぎ未来開拓プログラム」に基づき10~12年度に実施する県職員給与の一律5%削減分を加味せずに比較した場合、県職員給与が民間給与の水準を上回ったため、引き下げ勧告を行った。ボーナスは県職員と民間が均衡しており、据え置きとした。
 引き下げ対象は原則40歳以上で、50代は最大で0・5%引き下げられる。30代以下は民間との差がないため、据え置きとした。
 平均月給の引き下げ勧告は3年連続で、ボーナスの据え置き勧告は3年ぶり。県人事課によると、勧告が実施されれば約4億6千万円の歳出削減が見込まれるという。

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